大切にしたい愛媛の温泉
2010年 03月 24日
「石鎚山温泉」(京屋旅館別館歓喜庵):西条市西之川 に日帰り入浴してきました
泉質は
「含二酸化炭素―ナトリウム・カルシウム―塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉」
という、四国ではとても珍しいもので、
お湯はにごっており、白色というよりクリーム色に近い感じです。
特筆すべきは、源泉1kgに含まれる約22gにも及ぶ濃厚な溶存物質量です。
硫黄泉でもないのに白濁しているのは、
含まれているカルシウムイオンが
空気に触れるためと考えられます。
溶けきれないカルシウム化合物の粉が
温泉の中に大量に浮かび、
すべすべのパウダーのような湯です。
宿の位置が源泉から離れており、
かけ流しではないのが残念ですが…。
四国の白濁系温泉には、この他に、
白い湯の花と炭酸の気泡が肌にまとわりつく、
秘湯中の秘湯「祖谷温泉」があり、
泉質は「含硫黄―ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩温泉」です。
この2つが四国の白濁系温泉の2大横綱ですね。
一湯入魂 のレポートでした。
by ehimeblog | 2010-03-24 13:01 | 東予地方の観光