いきもの便り ~えひめの生き物見守り隊~
2010年 07月 20日
県レッドデータブックでも絶滅危惧Ⅰ類として、また、県条例でも特定希少野生動植物として指定されている、とても希少な生き物なんです。
ちょうど今の時期、5cmくらいの大きさですが、これから夏にかけて12cmくらいまで大きくなります。
今回、NPO法人愛媛生態系保全管理さんから御提案があり「平成22年度提案型パートナーシップ推進事業」を活用して、NPO法人、小学校、市、博物館などたくさんの方々と一緒になって、カスミサンショウウオの保護活動に取組んでいくことになりました。
えひめの希少な生き物を守り、次の世代に引き継ぐことは、私たちが将来にわたって豊かな生活を送るうえで欠くことのできないものです。
「具体的に何をすればいいか分からない?」という皆さん、まずは日常生活の中で、カエルの鳴き声に耳を澄ましてみたり、近くの山や川に出かけてみたり、あるいは、今が旬の桃やスイカを食べたり・・・、ちょっとした行動から始めてみませんか。
ところで、生物多様性の3つのレベルのうちの一つ、生態系の多様性ですが、干潟、森林、湿原、河川などいろいろなタイプの自然があることです。
例えば、県内には、
・ハクセンシオマネキなど多くの水生生物が生息し、シギ、チドリ類など渡り鳥の渡来地となっている加茂川河口の干潟
・ブナ林やイワカガミなどの高山性植物が生育しタカネルリクワガタなど希少な昆虫類が生息する石鎚山系
・エンタクミドリイシやソフトコーラルなど宇和海のサンゴの群落
など、いろいろなタイプの自然環境が、多様な生態系を構成し、種の多様性の源となっています。
自然保護課 いきもの係からのお知らせでした。
by ehimeblog | 2010-07-20 15:15 | その他