大切にしたい愛媛の温泉(5)

県外から松山に来た知人がミニ体験遍路をしたいと言った時に私が勧めてい
るコースが、
 国道33号の三坂峠バス停から旧へんろ道に入って山を下り、
 46番札所・浄瑠璃寺 → 47番札所・八坂寺
               → 番外札所 文殊院 を経て重信川を渡り、
 48番札所・西林寺→49番札所・浄土寺→50番札所・繁多寺を経て
 最後に、石手川に架かる遍路橋を渡って51番札所・石手寺に至る
1日コースです。

途中には、旧へんろ宿の「坂本屋」、
    弘法大師ゆかりの「網掛け石」や「杖ノ淵公園」、
      四国遍路の元祖・衛門三郎伝説が残る「八ツ塚群集古墳」など
見どころ満載ですが、休憩代わりにひと風呂浴びて貰いたい温泉が、
今回ご紹介する南道後温泉『ていれぎの湯』 (松山市中野町)の
 “金泉” と呼ばれている『源泉露天風呂』です。
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『ていれぎの湯』の泉質は、鉄イオンを含む「ナトリウム-塩化物泉」で、舐めてみると強烈な金気臭・金気味と塩味が感じられ、しばらくすると、鉄イオンが空気に触れて、無色透明の源泉が褐色の“金泉”へと変わって行きます。
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また、「ナトリウム-塩化物泉」の特徴ではありますが、『ていれぎの湯』には多くの物質が含まれており、リチウムイオン、チトロンチウムイオン、バリウムイオン、臭素イオン、重炭酸ソーダ、メタホウ酸それぞれで温泉法の基準を満たしています。

通常は海岸近くに多い「ナトリウム-塩化物泉」ですが、内陸部にある『ていれぎの湯』は、弘法大師の時代よりも遥か太古の海水が地下の隙間に閉じ込められた“化石海水型温泉”だと思います。
地下の隙間にどれくらいの量の化石海水が閉じ込められているのか判りませんが、そこに新たな海水が流れ込んで地下水が海水化することは考えにくく、今の化石海水を汲み上げたら終わりになるのかもしれません。

そんなことを想像すると、この褐色の“金泉”をいつまでも大切にしたいですね。
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ちなみに、『源泉露天風呂』以外の浴槽は鉄分が除去され、無色透明の湯です。

037.gif一湯入魂 のレポートでした。

by ehimeblog | 2010-07-15 08:30 | 中予地方の観光

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