加戸知事が和歌山県海南市「琴ノ浦温山荘園」を視察(P o ^)
2010年 07月 23日
ここは、松山高等商業学校(現:松山大学)を創設した、新田長次郎氏 (1857~1936、松山市出身)が、晩年を過ごすために造らせた庭園です。
潮の満ち引きによって、わたり石が沈んだり浮き出して見えたりする
『潮入式池泉回遊庭園(しおいりしきちせんかいゆうていえん)』
と呼ばれる庭園で、大変珍しいものだそうです
1万4千坪の庭園には、大小400本もの松の木が植えられており、
今年2月に国指定の名勝となりました。
さて、庭園に入ると大きな新田長次郎翁の銅像がお出迎え↓↓
庭園の中心にある主屋(本館)は、愛媛県庁本館、萬翠荘なども設計した木子七郎氏が設計したもので、今年の6月に重要文化財(建造物)に指定されました。大広間には、桂太郎内閣総理大臣、東郷平八郎元帥、秋山好古大将らの直筆扁額が飾られています。
秋山好古揮毫の 「静者安」
語り合ったと言われています
琴ノ浦温山荘園が所有する敷地の広さは、現在1万8千坪で全国第17位ですが、個人庭園では全国第1位。戦前は5万坪!の規模を誇った時期もありましたが、戦後、北側の敷地を開墾地や道路用地として供出し、現在の広さになっています。また、庭園に隣接する敷地の一部も和歌山県と海南市に公共施設用地として無償で提供されています。
いくつか見所をご紹介すると・・・
○庭園に海からの涼しい風を送り込むための「手掘りのトンネル」
○江戸時代、キリシタン禁制に隠れマリア様を彫り込んだ
「マリア灯籠」を含む石灯籠
○西日本随一の長さ9mの一枚岩の大青石の橋
○当時最新建築資材だったコンクリートをふんだんに使った擬石や擬木…等
加戸知事も、海から吹いてくる心地よい涼しい風を受けながら、広大で
美しい日本庭園に見惚れていました。
「坂の上の雲」で活躍した明治の偉人たちも訪れた「琴ノ浦温山荘園」
皆さんも機会があれば足を運んでみてはいかがでしょうか・・・。
・琴ノ浦温山荘園HPはこちら
(ただし、主屋・茶室見学は要予約。)
・愛媛の偉人・賢人HP(新田長次郎)はこちら
・松山大学HPはこちら
(*^_^*)秘書課でした(*^_^*)
by ehimeblog | 2010-07-23 11:00 | その他