いきもの便り ~三崎のアコウ~
2011年 01月 11日
三崎港から灯台方面に向かう道路沿いに大きく茂っています。
三崎のアコウは北限の分布地であることから、
1921年(大正10年)国の天然記念物に指定されました。
石垣にへばり付いて大きく広がった根は、まるで生き物のようで今にも動き出しそう。
最大のものは樹高18m、根元の周囲14m、推定樹齢600年。
遠い遠い南の海に落ちたアコウの実が風に吹かれてはるばる愛媛の三崎にたどり着き、根を張ったとのことです。
600年前といえば、室町時代。歴史を感じますね。
愛媛には魅力的な生き物や自然がいっぱい。
そしてそれらが網の目のようにつながっています。
この生き物のつながり、600年といわず、ずっと将来につないでいかなければなりませんね。
自然保護課 いきもの係からのお知らせでした。
by ehimeblog | 2011-01-11 08:35 | 愛媛の自然