今治くんれん日誌18 「タオル技能検定」創設--技能の評価・伝承を目指して

平成23年1月11日(火) 天候:山は一面うさぎ色

 今治高等技術専門校は12月23日から1月10日まで冬休みです。この間を利用して、当校も積極的に支援している「タオル製造技能評価検定制度」の創設について、レポートします。

 四国タオル工業組合では、タオル産業の再興をめざして、2006年から「今治タオル」をJAPANブランドとして構築するプロジェクトに取り組んでいます。
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 この取り組みの中で、「技能承継・若手人材の確保」を図るため組合内に人材育成部会を発足し、販売面の強化策として「タオルソムリエ検定」を、製造技術面の強化策として「タオルマイスター制度」を導入しました。

 「タオルソムリエ」は、これまで5回の資格試験があり、これに合格した765名の方が、地元今治をはじめ東京や大阪など全国各地で活躍されています。
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タオルソムリエ認定証授与式風景


「タオルマイスター」は、実務経験20年以上・国家技能検定1級・指導員資格取得などの資質を有する方の中から現在4名が選ばれ、高級なタオルの製造や後継者の育成指導に携わっています。
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タオルマイスター認定式 風景

 しかしながら、製造技能評価の目安となる国家技能検定は、諸般の事情により2000年に廃止されていたので、組合では若者がマイスターを目指すことができるよう、新たな「技能評価検定制度」を創設することとなりました。

 創設に当たっては、厚生労働省の「社内検定認定制度」に認定される必要があり、組合では企業の熟練技能者や当校の講師陣と、試験内容や受験資格について繰り返し協議を重ねました。
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そして、昨年11月、ようやく実務経験7年以上の方を対象とする「技能評価検定1級のトライアル実技試験(模擬検定)」を、当校の繊維実習場で実施しました。
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岩間レンツ・レピア織機

 模擬とはいえ、今治で検定が復活するのは20年ぶり。受験者はもちろん、検定委員の方も緊張の面持ちで、真剣に望んでいます。1週間後には学科試験もありました。

 今後は、経験2年以上対象の「2級トライアル試験」を実施し、改善点を解決したうえで厚労省に認定申請することとしており、新年度には新しく創設された検定を実施する計画です。

 当校の訓練生たちも、将来の「タオルマイスター」を目指してがんばっていますので、応援よろしくお願いします。   

技能を練磨し産業界に貢献する今治高等技術専門校でした。
過去の今治くんれん日誌はこちら↓
今治くんれん日誌17
今治くんれん日誌16-Tech4
今治くんれん日誌16-Tech3
今治くんれん日誌16-Tech2
今治くんれん日誌16-Tech1

by ehimeblog | 2011-01-11 15:15 | 県庁の行事

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