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東京で見つけた愛媛 その7 ~深大寺の句碑~

新宿から20kmほど西、東京・調布市にある深大寺(じんだいじ)。
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733年(天平5年)に開創した、東京でも屈指の古刹です。
数年前人気のあった朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」にもたびたび登場しましたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

この深大寺には、著名な俳人や歌人の碑が多くあります。
こちらは、松山市出身の高浜虚子の胸像。
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虚子の句碑はこちら。
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代表句のひとつ
「遠山に 日の当りたる 枯野かな」
が刻まれています。
虚子は調布に住んでいたことがあり、この「遠山」は深大寺あたりの丘という説もあるとのことです。

次に、松山市で育った中村草田男の句碑。
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こちらも代表句のひとつ
「萬緑の 中や吾子の歯 生え初むる」
が刻まれています。
草田男も、深大寺近くに住んでいたことがあるそうです。


虚子とその一門は、昭和5年から昭和14年まで、「武蔵野探勝」と称する月1回の吟行会を100回も行ったとのこと。
まだまだ武蔵野の原風景が色濃く残っていた当時。
このあたりに愛媛ゆかりの地は少ないのですが、子規をはじめ多くの愛媛出身の文人が、その四季を作品にのこしていて、面影を今に伝えています。

健さんのレポートでした。

東京で見つけた愛媛
その1 『子規庵』はこちら
その2 『野間馬』はこちら
その3 『楠木正成像』はこちら
その4 『秋山真之終焉の地』はこちら
その5 『浅草寺』はこちら
その6 『正岡子規記念球場』はこちら

by ehimeblog | 2013-03-21 14:18 | その他

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