夏だ!海だ!!水軍レースだ!!! その1
2014年 07月 17日
そんな能島村上水軍ゆかりの地、今治市宮窪町にて、毎年恒例の水軍レースが行われます!
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【おさらい・水軍レースって何??】
約450年前、村上水軍は「小早(こはや・こばや)」と呼ばれる水軍和船を自由に操り、瀬戸内海で海賊働きを行っていました。
このレースでは、その小早船を復元し、能島(のしま)沖の海上に設けられた200mの直線コースを、5隻ごとにタイムを競うトーナメントを行います。
県内のみならず県外からも参加チームがあり、約70チームが参加して盛大に行われます。
掛け声をかける人、見竿を持つ人が各1人。2人1組で艪を漕ぐ人が10人。あわせて12名が一体となって、小早船を走らせます。
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水軍レースには毎年、今治支局からも命知らずの熱い面々が参戦しており、今年は14名の勇者たちが、水軍レースの頂きに立たんと名乗りを上げました
昨年は練習を積み万全の状態で臨みましたが、大会当日の大雨と風で思うような力を出せず、無念のリタイア・・。あのときの勇者たちの悔しさに満ちた顔は今でも忘れません。そして帰宅後に飲んだお酒がいつも以上に苦かったことも。
今年こそは祝杯を!と皆で心を一つにし、いざ練習を開始しようとしたそのとき!
転 落
落とすなよ!絶対に落とすなよ!という芸人特有の前振りがあった訳ではなく、どうやらブイを足場に船に乗り移ろうとしたところで、バランスを崩し落ちてしまったようです(笑)。携帯や財布が水没しなかったのは不幸中の幸いでした
ブイはあくまで船と陸地部の緩衝剤として備えられており、固定化されているものではありません。皆さんもこの夏に船を使って海賊気分を味わうご予定がありましたら、くれぐれもご注意くださいね!
・・と、早速のハプニングで場の空気が和やかになる中、練習開始
今年も宮窪町漁業協同組合に所属される堺さんのご指導の下、艪漕ぎのテクニックを教わりました。
1つの艪を2人がかりで押す・引くを繰り返し推進力を得ながら、最後尾の舵取り役が、船があらぬ方向に曲がらぬよう軌道を修正。簡単に言えばこの2つの仕事ががっちり組み合えばスムーズに前に進むのですが、実際漕いでみるととにかく力と持続力が必要になる重労働。
若手中心のメンバーでも、1時間後にはヘトヘトになるような大変さなのです。この重労働が平然と行われていた時代を想像すると、今の便利な時代に生まれたことの幸せを思わずにはいられませんね
とはいえ、海も穏やかで練習も効率よくできたことで、1時間後には堺さんの補助なしでも前に進めるようになりました。
本大会は一般の部がAとB、女性のみの部の3構成で行われるのですが、今年は比較的競争の緩やかなBの部での出場となったため、堺さん曰く「まっすぐに進めれば決勝進出の可能性あり」とのこと。
果たして今治支局チームの運命は!?
昨年のリタイアの無念を晴らし、優勝の頂に立てるのか!?
下記の日程にて行われる水軍レースに、皆様どうぞお越しください!
〇日時:平成26年7月27日(日)
8時40分開会式 9時半レース開始
〇場所:今治市宮窪町 村上水軍博物館前特設会場
〇お問い合わせ:0897(86)2008
また、当日は水軍レースに合わせ、しまのわの夏のメインイベント「水軍レース大会~瀬戸内海賊物語ラジオシンポジウム inみやくぼ~」が開催されます!
水軍レースと同日、瀬戸内の“村上水軍”をテーマとし、専門家や研究家に加え、「瀬戸内海賊物語」映画関係者を迎え村上水軍シンポジウム実施します。また、当日は映画「瀬戸内海賊物語」を無料で観覧する事が出来ます!
小早船の激しいレースを観覧後、村上水軍の歴史をじっくりと勉強し、映画も楽しむ・・そんな充実したイベントになっていますので、是非宮窪町へお越しくださいね♪
詳しくは南海放送イベントページへジャンプ!
以上、今治支局商工観光室でした~☆
by ehimeblog | 2014-07-17 15:48 | 東予地方の観光