★県立病院看護師ブログリレー(第7回)★

056.gif皆さんこんにちは056.gif
愛媛県公営企業管理局総務課です。

過去のブログ記事はこちら ↓
★救急看護(第1回)★
★がん化学療法看護(第2回)★
★新生児集中ケア(第3回)★
★脳卒中リハビリテーション看護(第4回)★
★認定看護管理者(第5回)★
★感染管理(第6回)★

県立病院職員の採用情報はこちら → 県立病院職員採用情報


さて、県立病院看護師ブログリレー第7回は、

県立中央病院集中ケア認定看護師 山内 京子さんにお話を伺いました。


e0197164_15413620.png
山内さんは、聖カタリナ女子高等学校を卒業後、県立病院に就職。南宇和病院勤務を経て、平成12年から中央病院で勤務されています。
現在、中央病院の術後ICUに所属しており、平成27年7月に集中ケア認定看護師の資格を取得されました。
趣味は『ペットとのふれあい』だそうです。ご自宅でうさぎ016.gif(!)を飼われているそうで「うさぎとのふれあいが癒しです058.gif」と語る、笑顔が素敵な看護師さんです。


Q:まず、県立病院に就職した理由を教えてください。
 実習のときに受け入れてくれた病棟の看護師さんの看護と学生に対する接し方がものすごくやさしかったんです043.gif それで迷わず、ここしかない、と決めました。

Q:現在所属されている県立中央病院の術後ICUとは、どんなことをしている部署ですか。
 合併症を持っていたり、手術侵襲が大きかったりする患者様の全身管理や、術後の合併症予防のための看護介入を行っています。術後ICUにいる患者様は、1泊2日で一般病棟に移動しますが、心臓手術の方になると2泊から3泊、長くなれば1ヶ月となる方も稀にいらっしゃいます。患者様の入れ替わりが激しいため、昨日と今日では全く状況が違う、という感じです。一般病棟に入院中の患者様でも、状態が急変し集中治療が必要となった場合はここに来られます。

e0197164_1552177.png


Q:術後ICUではどんなことに注意して業務をされていますか。
 術後というのは、患者様の体がダメージを受けて一番しんどいときなので、いかに苦痛を軽減できるか、患者様がどういうことを望まれているのか、というのをこちらが先回りして考えて看護介入をしています。患者様の術後ICUへの滞在が長期になってくると、患者様の状態が悪いということでご家族の方も状態が不安定になるので、ご家族へのサポートもさせていただいています。

Q:集中ケア認定看護師を目指したきっかけとはなんだったのでしょうか。
 既往歴があって手術を受けられる患者様がとても多く、そういう方は術後に合併症を起こしたり、ベッド上での療養期間が長くなったりします。そういう状態が悪くなった人でも、その人がその人らしく生活できるように急性期から何か関われたらいいなと思い、集中ケア認定看護師を目指そうと思いました。また、文献や他施設の情報だけでは限界を感じ、もう少し深いところまで学んだほうが自信を持って看護介入できるのではないかと思ったことと、実際の看護の場面で経験でやってしまうといったことがあるのですが、経験が必ずしも良いということではないので、自分がやることに根拠が持てるようになりたいと思ったことも、認定看護師を目指そうと思ったきっかけです。

e0197164_1726552.png

Q:認定看護師教育機関では、どのような学習をされたのでしょうか。
 実際、学ぶ内容は救急看護認定看護師と似ているのではないかと思います。救急看護と集中ケアの違いとして、救急看護認定看護師は初療が含まれますので、医師が診断するまでに侵襲が少なく最小限の状態悪化で診断できるように看護介入することができる看護師で、集中ケア認定看護師は、医師が診断した後の状態悪化を最小限にできるように看護介入できる看護師だと思っています。
 教育機関では講義もありましたが、ほとんどがグループワークでした。ひとつの疾患に関して、病態から看護に至るまでの一連のことを統一的な根拠をもって行うためにはどうすればよいかということを他の学生とディスカッションし、グループごとにプレゼンテーションする、ということが多かったです。数学のような絶対的な正解というものが用意されているわけではないですが、ガイドラインなどの文献で明確になっている根拠を用いて看護介入を考え、プレゼンテーションの内容の是非についても学生同士でディスカッションしていくうちに自ずと正解が見えてくる、といった感じでした。ディスカッションの中で他施設との看護手法の差や、経験のみに基づいた根拠のない看護などが見えてきて、得るものが多かったです。

e0197164_17274540.png


Q:資格取得に当たって県立病院の支援体制はどのように感じましたか。
 県立病院は他の病院に比べ恵まれていると感じました。他の研修生の話を聞くと、認定看護師教育機関で学んでいる間は給与が3分の1しか支給されない、とか、勤務先を退職して研修に来ている方もいました。県立病院のように退職することなく、給与も減らされずに来ている人はほとんどいませんでした。県立病院は研修期間中の滞在費や受講料などのサポートもあります。ですので生活に困ることなく教材を購入することができ、勉強に集中できました。049.gif

e0197164_1728188.png
e0197164_17283142.png

 









Q:資格取得後の業務はどうですか。
 看護部長からは看護の質の向上に取り組むように言われています。今までやってきた基礎的な観察やケアなどの看護方法を見直し、より良い方法を提示したいと考えています。また、フィジカルアセスメントや人工呼吸器装着患者の看護などをテーマにした院内外での研修の講師を担うように言われています。

Q:これから認定看護師や専門看護師を目指す看護師さん達に向けてアドバイスはありますか。
 わからないことをそのままにせず、先輩たちに聞くなどして放っておかないことが大事だと思います。私は研修学校では、分からない事を分からないと言えることで、多くの事を学びました。分からない事は決して恥ずかしい事ではなく、分からないから学べることが多いのだと思っています。分からない事を言えることは、学べるチャンスを得る機会となるのだと感じますので、言える事が大事です。

Q:これから看護師を目指す看護学生さんたちに向けてアドバイスはありますか。
 実は、私が南宇和病院から中央病院の救命ICUに異動して1年目のときに、当時の立川看護長(立川 前中央病院看護部長:認定看護管理者(第5回)を参照)に「ここは私には向いていないので病棟を変えてほしい」とお願いしました。そうすると立川看護長は「そんなことないけん、がんばっておみ。」と言って励ましていただいたおかげで思い直すことができ、それからはICUで頑張れました。当時はICUが私には向いていないと思っていましたが、自分が思っている自分と他人から見た自分というのは違うし、自分がこの仕事に合っている、合っていないというのは長い経験をしてみてはじめてわかるという気がしています。自分が置かれたところでどんなことに興味を持つか、ということによって自分が進むべき方向性を判断する材料になりますし、そこでがんばったらがんばっただけの価値になると思うので、まずは置かれた場所でがんばってみることが大事だと思います。
また、自分が看護師になりたいと思ったきっかけを忘れずにいれば、つらいことや苦しいことがあってもやっていけるのではないかと思います。045.gif

e0197164_1728461.png


以上、県立中央病院 集中ケア認定看護師の山内 京子さんにお話を伺いました。

愛媛県公営企業管理局総務課でした。040.gif

次回もお楽しみに。

by ehimeblog | 2016-01-27 17:10 | 愛媛の保健・医療・福祉

<< 愛リバー、愛ロード、愛ビーチパ... 三海道贅沢サイクリング~村上水... >>