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神秘と石灰の島 小大下島(こおげしま)

皆さんは、小大下島(こおげしま)をご存じでしょうか。
今は今治市の一部になっていますが、
昔は関前村を形成する島の一つで、
役場のあった岡村島と大下島に挟まれ、
瀬戸内海に静かに佇んでいるな小さな島です。
今治港から快速艇で約40分、
フェリーで1時間ちょっとという所です。
小大下港は赤い桟橋が印象的ですが、待合所などはありません。
帰りの切符をどこで買ったらいいのか少々不安になります。

神秘と石灰の島 小大下島(こおげしま)_e0197164_9304040.jpg

島を歩くこと5~10分ほど、
白い岩肌の小高い山とその下に池がある風景が目に入ってきます。
島の方に話を聞くと、
この島は昔(30~40年程前まで)石灰岩の採掘で賑わった所で、
この山は石灰採掘場跡とのこと。
採掘のために掘った穴に地下水が湧き出して、
青々と澄んだ水を湛え神秘的な雰囲気を出しています。
島には採掘の最盛期に600人以上住んでいたとか。
今の島の状況からは想像できません。

神秘と石灰の島 小大下島(こおげしま)_e0197164_9305128.jpg

島の東側の海岸近くに、歴史を感じさせる煉瓦造りの煙突を見つけました。
採掘した石灰岩をここで「焼いていた」そうです。
石灰岩を精製して石灰石を抽出していたのでしょう。

神秘と石灰の島 小大下島(こおげしま)_e0197164_9305952.jpg

帰りのチケットは、フェリーに乗り込む時に購入できました。
石灰岩採掘場跡は一見の価値があるなかなか興味深い島でした。

神秘と石灰の島 小大下島(こおげしま)_e0197164_9311075.jpg

 以上totoでした。

by ehimeblog | 2010-04-28 12:20 | 愛媛の暮らし

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