いきもの便り ~瀬戸内海地域の生物多様性を考える~
2010年 09月 06日
講師からは、「スナメリは、瀬戸内の豊かな自然の象徴とも言われていますが、近年、減少傾向にあります。また、スナメリは、瀬戸内海での生態系の頂点に位置し、このような生物種を保全することは、瀬戸内海全体の保全にもつながります。」と解説。
また、弓削島で行われた学習会では、瀬戸内海の生き物の状況や生物多様性に配慮した地域づくりの方法についても学びました。
残念ながら、この日はスナメリを見ることは出来ませんでしたが、洋上からの美しい自然の景色だけでなく、段々畑や釣り船、古い町並みなどを眺めていると、先人たちは古くから自然と共生した生活を営んで来たんだということを改めて実感しました。
生物多様性という言葉は難しいけど、瀬戸内の魚や地元の農産物を食べること、また、食べものについてその原材料がどのようにして作られ、日本にたどり着いたのかを考えることも生物多様性保全につながるんだと感じました。
自然保護課、いきもの係からのお知らせでした。
by ehimeblog | 2010-09-06 11:55 | 愛媛の暮らし