いきもの便り ~子規の食べもの~

正岡子規が、病床で俳句や水彩画を交えて書き綴った日記、
「仰臥漫録(ぎょうがまんろく)」。
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例えば、明治34年9月8日の日記を眺めてみると・・・

九月八日 晴 午後三時頃曇 暫くして又晴
 朝 粥三わん 佃煮 梅干 牛乳五勺ココア入 菓子パン数個
 昼 粥三わん 松魚(かつお)のさしみ ふじ豆 つくだに 梅干 梨一つ
 間食 牛乳五勺ココア入 菓子パン数個
 夕飯 粥二椀 焼鰯(やきいわし)十八尾 鰯の酢のもの キャベツ 梨一

子規は病床にあっても食欲旺盛。
ほとんど毎日こんな調子で、多様なメニューをたいらげていたようです。

なかでも、「菓子パン」好きだったようですね。
「どんな味だったのだろう?」と思っていると・・・、ありました。
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松山市内のパン屋さんが当時のレシピで現代版に復刻、
その名も「子規の愛した菓子パン」。
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米麹と白米で発酵させた酒種で発酵させているせいか、懐かしい香りと素朴な味がして、個人的には「つぶアンパン」、気に入りました。
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ところで、食べものは私たちの身体の源となります。
子規が食べていたような多様なメニューや復刻版の菓子パンを支えるのも、四季折々の食材であり、生物多様性の恵みです。
この多様な食を未来につないでいけるかどうかは、生物多様性を守ることであり、これからの私たちの行動次第です。

例えば、子規のようにちゃんと残さず食べることや、
「いただきます」「ごちそうさま」と声に出して、いきものの命を頂くということに感謝することも一つの方法ではないでしょうか。
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自然保護課 いきもの係からのお知らせでした。

by ehimeblog | 2011-02-07 09:30 | 愛媛の食

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