紅まどんな♡どんなんなってるーん♪№5
2011年 10月 27日
県内各地で温州みかんの収穫が続いています。
さて、今回は、紅まどんなの誕生秘話を紹介します。
みなさんに親しまれている「紅まどんな」という名前は登録商標で、
正式名称(品種名)は、「愛媛果試第28号」といいます。
生誕地の愛媛県農林水産研究所果樹研究センターを訪ねました。
平成21年3月までは、愛媛県立果樹試験場でした。
ここで育成された28番目の選抜系統なので「愛媛果試第28号」。
平成2年に育成し始めて、平成17年に品種登録されました。
さてここで、生みの親のお一人に独占インタビュー!
世界で初めて食べた率直な感想は?
「やったぞ!やったぞー!!」
果樹試験場で当時育成していたのは、なんと約30,000系統!
その中で「愛媛果試第28号」は、ずば抜けて美味しかったそうです!!!
光り輝くスターの誕生☆
濃厚な甘さ、果物とは思えないゼリーのようにとろける食感、
そして食べても分からないほど薄い袋。
年内に酸が抜けて美味しく成熟する希少な中晩柑類です。
同じ頃に育成されていた選抜系統のうち
「愛媛34号」は、「甘平」。
そして「愛媛32号」は、「媛小春」として、
晴れて品種登録されました。
言わば、スター仲間の「甘平」と「媛小春」。
現在、これらはまだ果皮に緑色が残っていました。
食べ頃の2月まで、これからじっくり時間をかけて成熟していきます。
さて、年内に食べられる紅まどんなは・・・
ハウスの中で、すっかり紅色がのっていますね。
現在、甘みを増して、酸味が抜けていく最後の仕上げ時期です。
愛媛で誕生し、愛媛の生産者が大切に育てている
愛媛オリジナルかんきつ紅まどんな。
全国の多くの方に、ぜひ味わって欲しいです♪
ひと口食べたら、生みの親さんの「やったぞ!」みたいに
今まで食べたことのない果物との出会いに、驚くと思いますよ♪♪♪
【これまでの“紅まどんな♡どんなんなってるーん♪”】
♪№1 成熟中の紅まどんな(10/5)
♪№2 紅まどんなの美肌対策(10/11)
♪№3 光を浴びて美しく色づきます(10/17)
♪№4 紙袋の樹?紅まどんなのレインコート(10/19)
中予地方局産業振興課でした。
by ehimeblog | 2011-10-27 08:30 | 愛媛の食