戦国ろまん 水軍レースに参加します(その2)
2012年 07月 24日
水軍レース強化練習in宮窪の海の巻きをお伝えします。
仕事を終えたわたしたちは、夕日のきれいなしまなみ海道を渡って武将 村上武吉様のいる海まで行きました・・・
ここが俺たちの主戦場。血が騒ぐぜ…。俺は誰の挑戦でも受けて立つ・・・日焼けした無言の男たち。ないだ能島沖の海を眺める・・夕暮れ。ふっふっふ…。ブイもきれいに並んでらぁ。。
「・・・そろそろ潮流体験はじめるゾ」
「えっ?」
今…そこの看板みてたでしょ。
これがレースに使う復元された小早船~♪ 2隻に分かれて練習しましたYO
…ちょっと雰囲気似てますが、ここはTDLのアドベンチャーアトラクション乗り場ではありません。
したがいまして あのカウボーイ姿の爽やかな女性スタッフによる安全バーの説明も注意事項もございません・・・
上下左右に揺れるブイの桟橋から、ただタイミング良くひょいと船に飛び移るだけです。但しすべり落ちたらin the sea。まさにドリフのコントか。
頭からズブぬれ状態でワカメやクラゲといっしょに引き上げられます。
(注:良い子のみんなはマネしないでね)
「さあこちらの船から順番に乗ってくださーい」と係員のアナウンス。
向かった先にあったのも…やっぱりカッコイイ小早船~♪
「・・・あぁ。。。よかった。。。 僕たちはお笑い部門にエントリーされていなかったんだね・・・あのお笑い部門の船といえば……山中湖の遊覧船のように・・あぁ。。白鳥の頭が・・・船先に付いていて・・あぁ。。かわいい目をしたスワンの…」
今年は村上武吉様とおんなじ船♪ これで彼女にカッコイイ漕ぎ姿を見せられるYO~
(注:実際の水軍レース大会では、お笑い部門の設定はありません)
まずお手本から…
小早船の指導員さんです♪
人気ラーメン店の開店前の仕込み風景ではありません。
が・・・しかーし この引き締まったカラダー。二の腕の力こぶー カッチカチやぞ!!
3メートル超の櫓の先をつねに海に深く沈め、押すときは体全体で押し、引くときは手首を返してぐいぐいっと引く。引く方がより力を使います。力が船底にロスなく伝わります。
指導員さんが漕ぐだけで12人のサラリーマンが乗った船はぐんぐん進みます。このままどこかへ連れてって!
では われわれの練習。。。
櫓は、船の片側に2本、両側あわせて4本、さらに舵取りの1本を合わせると全部で5本あります。1つの櫓に2人がしがみ付き、舵取りの櫓にも振り落とされないよう2人が必死にしがみつきます。これで10人。残りの2人は前方と後方に1人ずついて、勝利の舞を踊ります…
船先の掛け声係が「押して~」「引いて~」と小気味よく繰り返し、漕ぎ手はそれに息を合わせます。なんだぁ 簡単~♪
指導員:「右に曲がってるよー もっと 櫓 引いて~ ちがう! ちがう! そっちは 櫓 押してー 漁船にぶつかるよー」
練習生:「悔しいです!!」
このあと往年の古館伊知郎氏による実況中継にふさわしい場外乱闘の様相を呈してきたのであります。すでに船はコースアウト…もう1隻の船に別れを告げられ、ゴールのブイも競技タイムも男たちには何の関係もないのであります。
このサラリーマン達が漕ぐ船はいずこへ行くのでしょうか…
岸では漁師のおじさんが笑っております。「こりゃ優勝はちと無理じゃ…」
今治支局総務県民室でした。
by ehimeblog | 2012-07-24 08:30 | 愛媛のイベント