★県立病院看護師ブログリレー(第1回)★
2013年 04月 02日


(愛媛県公営企業管理局総務課)愛媛県看護師採用担当の久保です。
前回はこちら → 県立病院看護師ブログリレー開催告知
前回告知した看護師さん紹介ブログリレーの記念すべき第1回は、
県立中央病院 救急看護認定看護師 矢野 奈美さん(40歳)
にお話を伺いました。
(県立病院には、矢野さんを含めて救急看護認定看護師が計3名(掲載時点)います。)

趣味は自宅のガーデニングからペンキの塗り替えなどDIYと、若々しくてエネルギッシュ。富士山にも登頂されたことがあり、『山は登りだしたら、もう登るしかない。やりたいことは最後までやることが自分の幸せにつながる』と、さわやかに話されていました。
Q:まず、所属されている県立中央病院の救命救急センターの概要を教えてください。
A:愛媛県立中央病院救命救急センターは、昭和56年に開設されました。
初期の救急医療施設《休日・夜間急患センター、在宅当番医制》第2次救急医療施設、救急患者の搬送機関と連携をとり、24時間、365日体制で、第3次救急医療を担っています。

A:「救急外来」では、救急車で直接または他の病院からの紹介で運ばれてくる重症患者様の治療・処置・治療の介助、看護にあたります。
「ICU・HCU」で は、呼吸や循環が不安定な方が日常生活に戻ることを目標に、患者様の看護に日夜励んでいます。
また、院内の看護師が、突然起こった患者様の急変に的確に対応できるよう、日頃から救急蘇生法の指導や教育に取り組んでいます。
そのほか、私は災害医療派遣チーム(DMAT)の一員でもありますので、大地震など大規模災害が起こった場合、48時間以内に被災地に出向き、医療活動が行なえるよう訓練を行なっています。
Q:どうして認定看護師を目指したのですか。また、認定看護師になるまでの道のりを簡単に教えてください。
A:県立病院では、自分の役割の実践、指導的立場を経て、全体的な管理が理解できるようになった者が、専門性をさらに高めるために、所属の推薦を受け認定看護師や専門看護師を目指します。
私の場合は、救急の現場で、単なる蘇生でよいのか、予後の看護はどうするべきかという明確な答えがない壁にぶつかって、看護は日進月歩している中、自らが答えを考える力が欲しいと思ったことが救急看護認定看護師を目指すこととなったきっかけです。

Q:県立病院の支援体制はどのように感じましたか。
A:県立病院は非常に恵まれた環境にあると感謝しています。資格取得のため、6ヶ月の間に講義と実習が集中して行われます。県立病院は退職せずに派遣で取得を目指すことができますが、私の知人の中には職場で勤務しながら研修を受けることができず、職場を退職されて目指される方もいました。



A:認定看護師研修には、全国から優秀な看護師さん達が集まっています。それぞれの地元を案内してもらうことで、私は東京より北の道県にすべて行くことができ、地元の人しか知らない名物を教えてもらいました。


A:自分の意見が重宝され、新たな取り組みをしたり、既存の看護方法を見直し、前より良くなったと言われた時は、うれしいです。

その分責任も伴いますが、やりがいにつながっています。
Q:これから認定看護師や専門看護師を目指す看護師さん達に向けてアドバイスはありますか。




以上、県立中央病院 救急看護認定看護師の矢野 奈美さんにお話を伺いました。
次回(第2回)は、
県立中央病院 がん化学療法看護認定看護師 山下 広恵さんにお話を伺う予定です。
ご期待ください。
愛媛県公営企業管理局総務課でした。

by ehimeblog | 2013-04-02 13:10 | 愛媛の保健・医療・福祉